WordPressのバックアップを「取ろうと思いながら後回し」にしていると、サイトが壊れたときに何も残っていない状態になりかねません。本記事では、無料プラグイン「UpdraftPlus」でファイルとデータベースをGoogle Driveへ毎日自動保存する設定手順を、公式の仕様と一般的な操作の流れに沿って整理します。
連携時につまずきやすい「googledrive_insufficient_permissions」エラーの原因と対処もあわせてまとめました。
UpdraftPlusとは(無料版でできること)
UpdraftPlusはWordPress向けのバックアッププラグインです。公式情報によれば、無料版でも次のような機能が使えるとされています。
- ファイル・データベースの個別スケジュール設定
- Google Drive / Dropbox / Amazon S3 など複数のリモートストレージへの送信
- 管理画面からのワンクリック復元
有料版(UpdraftPremium)では増分バックアップやマルチサイト対応などが加わるとされますが、個人ブログや中小規模のサイトであれば無料版の機能でも一通りの運用ができます。機能の範囲・料金・対応ストレージの最新情報は変更されることがあるため、公式サイトで確認してください。
インストール手順
- WordPress管理画面から「プラグイン」→「新規追加」を開く
- 検索欄に「UpdraftPlus」と入力し、「UpdraftPlus WordPress Backup Plugin」を探す
- 「今すぐインストール」→「有効化」をクリックする
有効化後は「設定」→「UpdraftPlus バックアップ」からプラグイン画面にアクセスできます。
スケジュールの設定(毎日・自動)
「設定」タブを開くと、ファイルバックアップとデータベースバックアップのスケジュールをそれぞれ設定できます。基本の構成例は次のとおりです。
- ファイルのバックアップスケジュール:「毎日」を選択し、保持する数を「2」に設定(直近2日分を保持)
- データベースのバックアップスケジュール:同じく「毎日」、保持数「2」
投稿頻度が高いサイトでは、DBのみ「2回/日」にする選択肢もあります。保持数を増やすほどストレージを消費するため、サイト規模に合わせて調整してください。
保存先にGoogle Driveを選択する
スケジュール設定欄の下に「リモートストレージを選択してください」というセクションがあります。ここで「Google Drive」アイコンをクリックすると、Googleアカウントとの連携設定が展開されます。
WordPressの土台を整えておきたい場合は、WordPress初期設定とあわせて整備しておくと、その後の管理が楽になります。なお、サーバー選びを検討中であればConoHa WINGの公式ページも選択肢のひとつとして確認してみてください(料金・プラン内容は公式で確認してください)。
Google DriveのOAuth認証手順
- 「Google Drive」を選択すると「Googleへログイン」ボタンが表示される
- ボタンをクリックするとGoogleのアカウント選択画面に遷移する
- 使用するGoogleアカウントを選択する
- 「UpdraftPlusがGoogleアカウントへのアクセスをリクエストしています」という許可画面が表示される
- ドライブ上のファイルへのアクセス権限(表示・編集・作成・削除に関する項目)にチェックが入っていることを確認してから「続行」をクリックする
- UpdraftPlusの設定画面に戻り「設定を保存」をクリックする
許可画面の文言や項目名はGoogle側の仕様変更で変わることがあります。表示が本記事と異なる場合は、ドライブへのアクセスを許可する内容になっているかを確認したうえで進めてください。
つまずきポイント:「googledrive_insufficient_permissions」エラー
テストバックアップを実行した際に、次のようなエラーが記録されることがあります。
googledrive_insufficient_permissions
主な原因:GoogleのOAuth許可画面で、ドライブへのアクセス権限にチェックを入れずに「続行」してしまうケースです。権限が不足した状態でトークンが発行されると、UpdraftPlusがDrive上にファイルを作成できず、このエラーが発生します。
対処手順:
- UpdraftPlusの設定タブで、Google Driveの認証解除(または再認証)を選択する
- 再度「Googleへログイン」ボタンをクリックする
- 許可画面が再表示されたら、ドライブへのアクセス権限にチェックが入っていることを必ず確認してから「続行」をクリックする
- 設定を保存後、テストバックアップを再実行する
権限を正しく許可し直すと、Google Drive上の「UpdraftPlus」フォルダにバックアップファイルが作成されるようになります。再実行してもエラーが続く場合は、ブラウザのキャッシュやプラグインの競合、別アカウントでの認証なども確認してみてください。
テストバックアップで動作確認する
設定を保存したら、「バックアップ/復元」タブに移動し「今すぐバックアップ」をクリックします。
- 「データベースを含める」「すべてのファイルを含める」にチェックを入れて実行する
- 進行状況バーが100%になればバックアップ完了
- Google DriveのマイドライブにUpdraftPlusフォルダが生成され、
.zip形式のファイルが格納されていれば成功
バックアップファイルの命名規則は、おおむね backup_[タイムスタンプ]_[サイト名]_[ランダム文字列]_[種別].zip の形式になっています。
復元時の注意点
「バックアップ/復元」タブの下部に、過去のバックアップ一覧が表示されます。「復元」ボタンを押すと、データベース・プラグイン・テーマ・アップロードなどを選択して戻せます。
- 復元前に、サーバー側でも手動バックアップを取っておくと安全です
- 大規模サイトでは、PHPのタイムアウト設定によって復元が途中で中断する場合があります
サイト全体の安全対策としては、バックアップとあわせてWordPressのセキュリティ設定も整備しておくと、トラブル時の影響を抑えやすくなります。
まとめ:無料でもGoogle Driveへの自動バックアップは構成できる
| 項目 | 設定例 |
|---|---|
| プラグイン | UpdraftPlus(無料版) |
| ファイルスケジュール | 毎日・2世代保持 |
| DBスケジュール | 毎日・2世代保持 |
| 保存先 | Google Drive |
| つまずきやすい点 | googledrive_insufficient_permissions(再認証で対処) |
UpdraftPlusの無料版は設定項目が比較的シンプルで、初めてバックアッププラグインを導入する場合でも操作の流れを追いやすい構成です。Google Drive連携で権限エラーが出た場合は、再認証時に許可画面でドライブへのアクセス権を明示的に承認することが基本的な対処になります。
サーバー環境から見直したい場合は、選択肢のひとつとしてConoHa WINGも検討できます(料金・仕様は公式で確認してください)。環境を整えたうえでUpdraftPlusを設定しておくと、その後のバックアップ運用を管理しやすくなります。
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