会計ソフトは無料で十分?freee・MFの無料枠で確定申告までできるか検証

執筆者:

カテゴリ:

「無料で確定申告まで行けるのか」という疑問

freeeやマネーフォワード クラウド確定申告を調べると、いずれも無料プランや無料トライアルが用意されています。個人事業主やフリーランスとして開業したばかりの方が「とりあえず無料で試したい」と考えるのは自然なことです。

ただし、無料プランには機能・取引件数・データ保持期間などに上限があり、申告書の作成・出力まで完走できるかどうかはケースによって変わります。本記事では公式情報をもとに、無料枠でできることとできないことを整理し、「課金の判断基準」を提示します。なお、申告要件の可否は国税庁の案内および各ソフトの最新仕様でご確認ください。本記事は一般的な情報の整理であり、個別の申告可否を保証するものではありません。

無料プランの種類と位置づけ

まず、「無料」には大きく2種類あります。

  • 永続無料プラン:期限なく無料で使い続けられるが、機能・件数が恒久的に制限される
  • 無料トライアル:有料プランを一定期間フル機能で試せる。期間終了後は有料契約か機能制限状態になる(無料期間の長さはプランにより異なります)

freeeは「スターター」プランなどの有料プランを軸としており、個人向けの無料の扱いはプランや時期によって異なる場合があります。マネーフォワードは無料プランを用意しつつ取引件数に上限を設けています。いずれも仕様変更が行われることがあるため、最新の制限は公式サイトで確認してください。

freeeの無料枠でできること・できないこと

できること(トライアル期間中の主な機能の例)

  • 銀行・クレジットカードの自動同期
  • レシート撮影による自動仕訳
  • 青色申告決算書・確定申告書の作成
  • e-Tax形式でのデータ出力
  • チャット・メールサポート

※上記は機能の一例で、利用できる範囲はプラン・時期により異なります。最新の対応範囲は公式サイトでご確認ください。

無料終了後・下位プランで制限されやすい機能

  • 月次・年次レポートの一部
  • 複数デバイスの同時利用
  • 過去データの閲覧・エクスポート制限(プランによる)
  • 優先サポート窓口

トライアル中にデータ入力を完了し、申告書を出力・提出まで行えば、トライアルの範囲内で申告作業を終えられる可能性があります。ただしトライアル後もデータを継続管理したい場合は、有料プランへの移行が実質的に必要になります。具体的な無料期間や機能範囲は公式の最新情報でご確認ください。

freeeの料金とプラン選びの詳細はfreee会計の料金と選び方にまとめています。

マネーフォワードの無料枠でできること・できないこと

できること(無料プランの主な機能の例)

  • 銀行・カードの自動連携(連携口座数・取引件数の上限あり)
  • 手動での取引入力
  • 基本的な損益確認

無料プランで制限されやすい機能

  • 過去一定期間を超えるデータの閲覧(プランによりロックがかかる場合がある)
  • 取引件数の上限(一定件数を超えると入力不可になるケースがある)
  • 確定申告書類の出力・e-Tax連携(プランによる)
  • 消費税申告・インボイス関連の機能

取引件数が少なく、年間を通じてシンプルな収支管理で足りる方であれば、無料プランで大半の記帳作業をカバーできる可能性があります。ただし申告書の出力や電子申告との連携が有料プラン限定の場合、最終ステップで課金が必要になります。現行の制限件数は変更になることがあるため、公式サイトの料金ページで最新情報を確認してください。

マネーフォワードの料金とプラン選びはマネーフォワード クラウドの料金と選び方で詳しく解説しています。

freeeは無料トライアル中心、マネーフォワードは機能制限つきの無料プランを用意する、という違いがあります(いずれも要公式確認)。具体的な無料範囲・機能差は各公式の料金ページでご確認ください。

有料プランが必要になる主な目安

以下に該当する場合、無料枠での完走は難しくなる傾向があります。

取引量の観点

  • 月の取引件数が多い(副業収入・経費が多岐にわたる、複数口座を持つなど)
  • 年をまたいで過去データを参照・修正する必要がある

機能の観点

  • 青色申告の控除(複式簿記・貸借対照表の作成)を目的とした記帳が必要
  • インボイス(適格請求書)の発行・管理が必要
  • 消費税の申告が必要(課税事業者)
  • 申告書をソフト上で直接出力・e-Tax送信したい

※青色申告特別控除の金額や適用要件は、帳簿の方式・電子申告の有無などにより異なります。詳しくは国税庁の案内でご確認ください。

サポートの観点

  • 簿記の知識に不安があり、チャット・電話でサポートを受けながら進めたい
  • 税理士への相談連携機能を使いたい

「無料で粘る」か「課金する」かの判断軸

判断の切り口は主に3つです。

  1. 今年だけ申告できればよいか、継続管理したいか
    一年限りのスポット申告なら、トライアル期間中に完結させる戦略も成り立ちます。来年も使い続けるなら、データ断絶を避けるために有料プランへの移行が合理的です。
  2. 取引量が無料枠の上限に近いか
    月数件程度の収支管理であれば無料枠で足りる場合があります。取引が増えてきた段階で課金を検討するのが現実的な順序です。
  3. 申告書の出力・e-Taxが無料枠に含まれているか
    ここが無料枠に含まれるかどうかがゴールに直結します。各ソフトの料金ページで「確定申告書の出力」「e-Tax連携」が何プラン以上の機能かを確認するのが最優先です。

確定申告の全体的な進め方については確定申告のやり方ガイドもあわせてご覧ください。

無料で足りない場合の選択肢はfreee・マネーフォワードだけではありません。同じく定番の弥生にも個人事業主向けのやよいの青色申告 オンラインがあり、無料で試せるプランが用意されています(初年度の料金施策は変わることがあるため公式でご確認ください)。(上記は広告/PRリンクを含みます)

まとめ:まず無料で試し、詰まったら課金を判断する

freeeもマネーフォワードも、まず無料で触ってみるという入り方があります。操作感や自動連携の精度は、実際に使ってみないとわかりにくい部分です。

「申告書の出力まで無料でできるか」「今の取引量が無料枠に収まるか」の2点を公式料金ページで確認したうえで、どちらを選ぶか・いつ課金するかを決めるのが合理的な手順です。なお、各プランの料金・無料範囲・機能は変更されることがあるため、申し込み前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください。

freeeを試してみたい方はこちら:freee会計の公式サイトを見る

マネーフォワードを試してみたい方はこちら:マネーフォワード クラウド確定申告の公式サイトを見る

あわせて読みたい

【PR】 本記事はアフィリエイトプログラムを通じた広告リンクを含みます。