freee会計vsマネーフォワード、結局どっち?個人事業主の選び方【2026年版】

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会計ソフト選びは「向き不向き」で考える

確定申告の時期が近づくたびに「freeeとマネーフォワード、どちらがいいの?」という疑問を抱える個人事業主・フリーランスは少なくありません。どちらも国内シェアの高いクラウド会計ソフトであり、インボイス制度・消費税申告にも対応しています。料金・機能水準が拮抗しているからこそ、「どちらが優れているか」ではなく「自分にどちらが合うか」という視点で選ぶことが重要です。

本記事では、会計ソフトを選定中の個人事業主・フリーランスを対象に、観察可能な複数の観点から両者を比較し、選び方の軸を整理します。なお、具体的な料金は変動する場合があるため、最新の料金は各公式サイトでご確認ください。

2サービスの基本プロフィール

freee会計

freee会計は「誰でも使える会計ソフト」をコンセプトに設計されており、会計・簿記の知識がなくても操作できるUIが特徴です。仕訳という概念を前面に出さず、「お金の入出金」という日常語に近い画面設計になっています。個人事業主から法人まで対応しており、確定申告書類の自動生成機能も備えています。

マネーフォワード クラウド確定申告

マネーフォワード クラウド確定申告は、家計簿アプリ「マネーフォワード ME」を展開する同社のビジネス向けサービスです。個人事業主向けに特化したプランと、法人向けのクラウド会計プランに分かれており、金融機関との連携数の多さと自動仕訳の精度を強みとしています。簿記の基礎知識がある人ほど直感的に使いやすいと言われることが多いサービスです。

主要観点の比較一覧

観点 freee会計 マネーフォワード クラウド確定申告
主な対象ユーザー 簿記知識なしの個人事業主・フリーランス 簿記基礎あり〜中級者・金融連携を重視する人
初心者向けUI 入出金ベースの平易な画面。ガイド機能が充実 仕訳ベースの画面構成。慣れると操作が速い
銀行・カード自動連携 主要金融機関に対応。連携設定ウィザードあり 連携金融機関数が多い。家計簿アプリ由来のノウハウ
自動仕訳 AIが提案。ルール学習機能あり AIが提案。仕訳ルールの細かいカスタマイズが可能
インボイス・消費税申告 対応済み。登録番号管理・区分記載も可能 対応済み。登録番号管理・区分記載も可能
スマホアプリ iOS・Android対応。レシート撮影・経費登録が可能 iOS・Android対応。レシート撮影・経費登録が可能
サポート体制 チャット・メール・電話(プランによる) チャット・メール・電話(プランによる)
確定申告のしやすさ 申告書類の自動生成・e-Tax連携に対応 申告書類の自動生成・e-Tax連携に対応

※上記は2026年6月時点の情報をもとにした概要比較です。機能・仕様は随時変更される場合があります。

観点別の詳細解説

初心者向けUIと操作感

freee会計は「仕訳」という専門用語をできる限り排除し、「売上を受け取った」「経費を払った」といった言葉で操作できる設計です。開業直後で簿記を学んだことがない人や、会計作業に苦手意識がある人には、freeeの画面設計が取り組みやすいと感じるケースが多いようです。

一方、マネーフォワード クラウド確定申告は借方・貸方の仕訳概念に沿った画面構成に近く、簿記の基礎があるユーザーにとっては「自分のイメージ通りに入力できる」という評価を得やすい傾向があります。事務経験者や、日商簿記を学んだことがある人にはなじみやすい設計と言えるでしょう。

銀行・クレジットカードの自動連携

両者とも主要な銀行・信用金庫・クレジットカード・電子マネーとの自動連携に対応しています。マネーフォワードは家計簿アプリで長年培ってきた金融機関連携のノウハウを持っており、連携できる金融機関の数は業界でも広いとされています。地方銀行や信用組合を多く使う場合は、事前に連携先リストを公式サイトで確認することをおすすめします。

インボイス制度・消費税申告への対応

2023年10月に始まったインボイス制度(適格請求書等保存方式)への対応は、freee・マネーフォワードともに完了しています。登録番号の管理、区分記載請求書の発行、消費税申告書の自動作成など、個人事業主が実務で必要な機能は両者に備わっています。

インボイス登録をした個人事業主の方で「2割特例はいつまで適用できるのか」を確認したい場合は、2割特例はいつまで適用できるか解説した記事もあわせてご参照ください。また、「3割特例と簡易課税のどちらが有利か」を検討している方には、3割特例と簡易課税の比較解説が参考になります。

スマホアプリの使い勝手

外出先でレシートをすぐに撮影・登録したいフリーランスにとって、スマホアプリの完成度は重要な選定ポイントです。両者ともiOS・Androidに対応したアプリを提供しており、レシートのカメラ読み取りや経費の即時登録が可能です。実際の操作感はアップデートにより変化するため、無料トライアル期間中にスマホアプリも試してみることをおすすめします。

サポート体制

会計ソフトで詰まったとき、すぐに質問できるサポートがあるかどうかは特に初心者に重要です。freee・マネーフォワードともにチャット・メールサポートを提供しており、電話サポートについては契約プランによって利用可否が異なります。確定申告シーズンはサポートが混み合う傾向があるため、年間を通じてサポートを活用したい場合はプラン選定時に確認しておくと安心です。

あなたに向いているのはどちら?選び方の軸

両者の違いを踏まえると、以下のような基準で選ぶと後悔しにくいでしょう。

freee会計が向いている人

  • 簿記・会計の知識がなく、これから始める人
  • 「仕訳」という言葉に抵抗があり、平易な言葉で操作したい人
  • ガイドや質問形式で申告書を作りたい人
  • 開業初年度でとにかく確定申告を完了させることを優先したい人

マネーフォワード クラウド確定申告が向いている人

  • 簿記の基礎知識があり、仕訳ベースの操作が苦にならない人
  • 多くの銀行口座・カードを連携して自動取り込みを最大活用したい人
  • 仕訳ルールを細かくカスタマイズして効率化したい人
  • すでにマネーフォワード MEなど同社サービスを利用している人

迷ったときの判断ポイント

「それでもどちらか決められない」という場合は、両者とも無料トライアル期間を設けているため、実際に操作画面を触ってみることが最も確実です。日常的に使う画面の「しっくりくる感覚」は、長期的な使いやすさに直結します。また、顧問税理士がいる場合は、担当税理士が推奨・対応しているソフトに合わせるという選択も合理的です。

2強以外の選択肢:弥生も比較に入れてよい

クラウド会計ソフトはfreeeとマネーフォワードだけではありません。同じく定番として弥生があり、個人事業主向けのやよいの青色申告 オンラインや、法人向けの弥生会計 Nextも選択肢になります。本記事は2サービスの比較が主旨ですが、操作感や料金が合わないと感じたら弥生も含めて検討すると失敗しにくくなります(各社の最新料金・無料枠は公式でご確認ください)。(上記は広告/PRリンクを含みます)

公式サイトで最新情報を確認しよう

会計ソフトの料金・プラン構成・機能は随時変更される場合があります。本記事の内容はあくまで比較の参考としてご利用いただき、最終的な判断は必ず公式サイトの最新情報をもとに行ってください。

freee会計とマネーフォワードを比べてみる

freee会計

料金

プランごとに設定あり(最新の金額は公式で確認)

使いやすさ

質問に答える形式で記帳。簿記の知識が浅くても進めやすい設計

向く人

これから開業する人/会計用語に不慣れな個人事業主

freeeを無料で試す

マネーフォワード クラウド

料金

プランごとに設定あり(最新の金額は公式で確認)

使いやすさ

会計の表記に沿った画面。明細の自動連携が幅広い

向く人

簿記にある程度なじみがある人/口座連携を重視する人

MFの料金を公式で見る

※料金・機能は変更される場合があります。お申し込み前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。

まとめ

freee会計とマネーフォワード クラウド確定申告は、どちらも個人事業主の確定申告をサポートする実績のあるクラウド会計ソフトです。インボイス対応・銀行連携・e-Tax連携といった基本機能は両者に備わっており、単純な優劣よりも「自分の知識レベルや使い方に合うかどうか」が選定の核心になります。

  • 会計知識なしでストレスなく使いたい → freee会計が取り組みやすい傾向
  • 仕訳ベースで細かく管理・カスタマイズしたい → マネーフォワード クラウドが向いている傾向
  • どちらか迷う場合 → 無料トライアルで実際に操作して確認するのがおすすめ

会計ソフト選びは、毎年の確定申告だけでなく日々の記帳作業にも影響します。本記事が、あなたに合ったサービスを選ぶ際の参考になれば幸いです。

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簿記知識のセルフ診断で選ぶ:freee型とMF型の設計思想の違い

freee会計とマネーフォワード クラウド確定申告(以下MF)は、どちらも「簿記の知識がなくても青色申告ができる」ことをうたっていますが、公式サイトや製品説明を見る限り、入力画面の設計思想には方向性の違いがあります。以下は当社が実際に両方を長期運用して比較したものではなく、各社の公式情報・製品説明で一般に知られている設計の傾向を整理したものです。実際の使い勝手は無料期間中にご自身で試して確認することをおすすめします。

  • 簿記の知識にほぼ自信がない・「取引を選ぶだけ」で済ませたい方:freeeは口座やカードから取り込んだ取引明細に対し、「誰から」「何のために」といった質問形式・選択式で仕訳を作成する設計が公式に案内されており、借方・貸方を意識せずに入力を進めやすいとされています。
  • 簿記に多少触れたことがある・自分で仕訳を確認しながら記帳したい方:MFは伝統的な複式簿記の帳簿画面(仕訳帳・総勘定元帳など)に近い形で取引を確認・入力できる構成になっており、経理担当者や税理士とのやり取りに慣れている方には仕訳の流れが追いやすいという特徴が製品説明で挙げられています。

どちらが「正解」ということはなく、簿記ゼロで直感的な入力を優先するか、複式簿記の形に沿って自分で確認したいかという好みの問題です。断定はできないため、無料期間中に実際の取引登録画面を触って、自分の感覚に合う方を選ぶのが確実です。

インボイス制度・電子帳簿保存法(スキャナ保存)への対応

2023年10月1日から開始した適格請求書等保存方式(インボイス制度)について、国税庁は「税率が複数あっても事業者が消費税を正確に納められるよう、消費税額等を記載した請求書等(インボイス)をもとに仕入税額控除を計算する仕組み」と説明しています。適格請求書は税務署長の登録を受けた適格請求書発行事業者でなければ交付できません。また、免税事業者からインボイス発行事業者に登録した小規模事業者向けに、2023年10月1日から2026年9月30日の属する課税期間まで納税額を売上税額の2割にできる「2割特例」という経過措置も設けられています(国税庁 No.6498 適格請求書等保存方式(インボイス制度)国税庁 インボイス制度について)。

freee・MFともにクラウド確定申告ソフトとしてインボイス制度・消費税の申告書作成機能を提供していますが、対応範囲やプランごとの違いは変更される可能性があるため、消費税の申告が必要な方は必ず各社の最新の公式ページでご自身の課税方式(2割特例か本則課税かなど)に対応しているかを確認してください。

電子帳簿保存法の「スキャナ保存」は、取引先から受け取った請求書や領収書などの書類を、紙のまま保存する代わりにスキャナやスマホのカメラで電子化して保存することを認める制度です。国税庁によれば、紙で保存するか電子データで保存するかは選択制であり、2023年度の改正で「入力者情報の確認」などの要件が廃止され、2022年1月1日以降は事前の税務署長承認も不要になり、導入のハードルは下がっています(国税庁 電子帳簿保存法一問一答(スキャナ保存関係))。freee・MFともにレシートや領収書の画像取り込み機能を備えていますが、要件を満たすスキャナ保存の運用を検討する場合は、自社の書類保存方法が制度の要件を満たすか、国税庁の一問一答や顧問税理士にあわせて確認することをおすすめします。

料金は「年払い」の実質月額もあわせて比較する

freee・MFともに、月払いプランと年払い(一括)プランを用意しており、年払いを選ぶと月あたりの実質単価が月払いより安くなる仕組みになっています。たとえばMFの公式料金ページ(2026年7月確認)では、年払いにすると「年間◯円お得」という形で月払いとの差額が明示される構成になっており、freeeの公式料金ページ(2026年7月確認)でも年払いは月払いより割安な月換算額が表示される構成になっています。

ただし、具体的な金額はキャンペーンやプラン改定で変わりやすく、確認時点でも参照するページやタイミングによって表示額に幅があったため、本記事では特定の金額を断定的には記載しません。契約前には必ず freee(freee会計 個人事業主向け料金プラン)、MF(マネーフォワード クラウド確定申告 料金)それぞれの公式ページで、月払い額・年払い額・年払い時の実質月額換算を最新の表示でご確認ください。「年払いは基本的に月払いより実質月額が安くなる」という考え方自体は両社共通ですが、どのくらいお得かはプランと時期によって変わります。

よくある質問

freeeからMF、またはMFからfreeeへデータ移行はできますか。

一定の範囲で可能です。MF公式のサポートページでは、freeeの仕訳データをCSV形式でエクスポートし、MF側の「他社ソフトデータの移行」機能でインポートする手順が案内されています。逆に、freee公式のヘルプセンターでもMFクラウドシリーズからの仕訳データ移行方法が案内されています。ただし勘定科目の対応関係や開始残高の設定など手作業が必要な部分もあるため、決算をまたぐ移行や複雑な仕訳がある場合は、事前に両社のヘルプページを確認するか、税理士に相談することをおすすめします。

Macでも使えますか。

どちらもクラウド(ブラウザ)型のソフトのため、Macでも利用できます。freeeは公式に「Safari最新3メジャーバージョンまで」などの対応ブラウザを案内しており、マイナンバーカードを使ったMacでの電子申告にも対応しています。MFも公式サポートページでMacの動作環境を案内しています。動作環境は改定されることがあるため、契約前に各社の最新の動作環境ページをご確認ください。

無料お試し期間はどれくらいありますか。

freeeは公式ヘルプセンターで「30日間無料」のお試しが案内されています。MFは公式サイトで「1ヶ月無料トライアル」を案内しており、クレジットカード登録なしで利用開始でき、トライアル終了後に自動的に有料プランへ移行して課金されることはないとされています(いずれも2026年7月確認)。細かい適用条件が設けられている場合があるため、申し込み前に各社の案内ページで最新の条件をご確認ください。

freeeやMF以外の選択肢はありますか。

個人事業主向けの確定申告ソフトとしては、老舗の「弥生の青色申告オンライン」なども広く使われています。本記事はfreeeとMFの比較を目的としているため詳細な比較は割愛しますが、価格帯や無料プランの範囲、サポート体制が各社で異なるため、候補を1〜2社に絞り込んだ後は、他の選択肢とも無料範囲で触り比べてから最終決定することをおすすめします。

結局、freeeとMFのどちらを選べばよいですか。

本記事で見てきた通り、freeeとMFはどちらも一長一短で、機能面でも料金面でも「どちらかが明確に上位」と言い切れるものではありません。なお本記事は当社が freee・MF 双方を長期の実務で並行運用した上での比較ではなく、公式情報と一般に知られている製品設計をもとにまとめたものです。実際の入力の相性は使う人の簿記への慣れや取引の種類によって変わるため、無料お試し期間中に自分の実際の取引データ(またはそれに近いダミーデータ)を入力してみて、操作感が合う方を選ぶのが確実な決め方です。

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