WordPressの内部リンク漏れ、無料でまるっと発見|Screaming Frogの使い方

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内部リンクの抜け漏れは、記事が増えるほど気づきにくくなります。どこからもリンクされていない「孤立ページ」や、被リンクがごく少ないページは、クロールが届きにくく評価されないまま埋もれやすい傾向があります。

本記事では、無料のSEOクロールツール「Screaming Frog SEO Spider」を使って、WordPressサイトの内部リンク構造・被リンクの少ないページ・リンク切れをまとめて可視化する手順を説明します。インストールからレポート確認まで、無料枠(500URLまで)の範囲でできることを中心にまとめました。

Screaming Frogとは何か

Screaming Frog SEO SpiderはイギリスのSEOエージェンシーが開発したデスクトップ型のクロールツールです。指定したURLを起点にサイト全体を巡回し、リンク構造・ステータスコード・メタデータなどを一覧で取得できます。

  • 無料プランで最大500URLまでクロールできるとされています
  • 無料プランはアカウント登録なしで使えるとされています
  • Windows / Mac / Linux に対応
  • クロールはデスクトップアプリ上で実行され、結果はローカルに保存される設計です

無料枠の上限・対応OS・各機能の制限は変更される場合があります。最新の料金プランと仕様はScreaming Frog公式サイトで確認してください。

インストール手順

  1. 公式サイト(screamingfrog.co.uk)の「Download」ページへアクセスします。
  2. OSに合ったインストーラーをダウンロードし、画面の指示に従ってインストールします。
  3. 初回起動時はライセンス情報の入力を求められることがありますが、入力せずそのまま使い始めれば無料モードで動作します(画面表記はバージョンによって異なる場合があります)。

無料モードでは初期設定をしなくてもすぐにクロールを実行できます。ただし設定変更や一部のレポート・連携機能は有料ライセンスが前提のものがあるため、使える範囲は公式の機能比較で確認しておくと安心です。

クロールの実行手順

  1. 起動後、画面上部のURL入力欄に自分のサイトのトップURL(例: https://example.com)を入力します。
  2. 「Start」ボタンをクリックするとクロールが始まり、発見したURLが順次リストに追加されます。
  3. 500URL以内のサイトであれば、回線やサイト規模にもよりますが比較的短時間で完了します。進捗はウィンドウ右側のカウンターで確認できます。

クロールはアプリ単体で動くため、作業中に他のブラウザを開いていても影響はありません。ただしクロール中にPCがスリープすると処理が中断することがあるため、長めのクロールではスリープ設定を一時的にオフにしておくと安心です。

内部リンク構造を確認する

クロール完了後、上部のタブやフィルターでデータを絞り込めます。内部リンクの全体像を把握する基本は次の手順です。

「Inlinks」でリンク元を確認する

  1. URLリストの中から確認したいページを選択します。
  2. 画面下部の「Inlinks」タブをクリックすると、そのページに向けてリンクしているページの一覧が表示されます。
  3. Inlinksの本数が少ないページは、内部リンクで支えられていない状態だと判断できます。リンク元が1〜2本しかないページは、関連記事からの導線を増やす候補になります。

クロールで発見されたページは、少なくとも1本はリンク元を持っています(だからこそクローラーが到達できます)。そのため「クロール結果だけ」で完全に被リンクゼロのページを洗い出すことはできず、被リンクが極端に少ないページや階層が深いページを優先候補として拾っていく使い方が現実的です。

「Outlinks」でリンク先を確認する

同様に「Outlinks」タブでは、選択したページから張られているリンク先を一覧表示できます。過剰な外部リンクや意図しないリンク先がないかを確認するのに使います。

被リンクが少ないページ・孤立ページを洗い出す

無料枠でできるのは、クロール結果からInlinksの少ないページを拾う方法です。手順の一例は次のとおりです。

  1. クロール完了後、内部URLの一覧を表示します。
  2. 「Inlinks」列でソートまたはCSV出力し、被リンク本数が少ない順に並べます。
  3. 被リンクが1〜2本のページや、クロール深度(Crawl Depth)が深いページを内部リンク追加の候補として書き出します。

なお、Screaming Frogには「Orphan Pages」を抽出するレポートも用意されていますが、これはクロール結果だけでは機能しません。Google AnalyticsやSearch Console、XMLサイトマップのデータと突き合わせて初めて「リンクからは見つからないが存在するページ」を検出する仕組みのためです。これらの外部データ連携は有料ライセンスが前提とされる機能のため、対応状況や条件は公式で確認してください。無料枠の範囲では、まず上記の「被リンクが少ないページ」を優先的につぶしていくのが現実的です。

洗い出したページは、関連する記事から自然なアンカーテキストでリンクを追加することで導線を補強できます。WordPressの初期設定を見直す際にサイト構造もあわせて整理しておくと、その後の内部リンク管理がしやすくなります。

リンク切れ(404エラー)を確認する

クロール結果の上部フィルターで「Response Codes」を選び、「Client Error (4xx)」を絞り込むと、404などのエラーURLを一覧表示できます。

  • 自サイト内の404は、正しいURLへの301リダイレクトまたはリンク先URLの修正で対処します。
  • 外部サイトへのリンクが404になっている場合は、リンクを削除するか代替ページに張り替えます。

リンク切れはクロール効率を下げるほか、ユーザー体験の低下にもつながるため、定期的に確認する習慣をつけたいところです。セキュリティ面を含むWordPressのセキュリティ設定とあわせて、サイト品質を定期的に点検しておくとよいでしょう。

内部リンク改善の優先順位をどう決めるか

すべてのページを一度に修正するのは難しいものです。以下の順で優先度をつけると作業しやすくなります。

優先度 対象ページの特徴 対処方針
検索流入が期待できる記事・収益記事 関連する複数記事からリンクを追加
関連記事はあるが相互リンクが片方向のみ 双方向にリンクを設定して回遊を促す
カテゴリ一覧で到達可能・内容が薄い記事 リライト後に内部リンクを追加

ブログをこれから始める段階から内部リンクを意識して設計しておくと、後からの修正の手間を抑えやすくなります。ブログの始め方の記事でサイト構成の考え方にも触れているので、あわせて参考にしてください。

500URL超のサイトはどうするか

無料プランはクロール上限が500URLとされているため、それを超えるサイトでは有料ライセンスへのアップグレードが選択肢になります。料金やライセンス条件は変更される場合があるので、公式で確認してください。あるいは、クロール設定でサブディレクトリを絞り、セクション単位で確認する方法も取れます(設定変更が有料機能に該当するかも公式で確認してください)。

運用コストを抑えながらサイトを安定させたいなら、サーバー選びも一つの要素になります。当サイト(toollensjp.com)はConoHa WINGでWordPressを運用しています。管理画面から各種設定にアクセスしやすい点を実際の運用で感じています。

まとめ: Screaming Frogで内部リンクの抜け漏れを定期チェックする

  • Screaming Frog SEO Spiderは無料枠で500URLまでクロールできるとされている
  • Inlinksタブで被リンクが少ないページを可視化し、内部リンク追加の候補を見つけられる
  • 完全な孤立ページの検出にはGA4やSearch Console等との連携が必要で、これは有料機能が前提とされるため公式で確認する
  • Response Codesの4xxフィルターでリンク切れを一括確認できる
  • 被リンクの少ないページは関連記事からの自然なリンク追加で導線を補強する

内部リンク構造の整備は即効性こそ出にくいものの、サイト規模が大きくなるほど積み上がっていく地道な施策です。Screaming Frogを使って、記事が埋もれない構造を少しずつ整えていきましょう。

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