WordPressで記事を書いていると、気づかないうちにh2の次にh4を使ったり、h1が複数存在したりと、見出しの階層が崩れることがあります。崩れた構造はクローラーの読み取りを妨げ、スクリーンリーダーの利用者にも影響します。本記事では、無料のブラウザ拡張「HeadingsMap」を使ってhタグ構造を可視化し、修正する手順をまとめます。インストールは無料で、アカウント登録も不要です。
hタグの構造が崩れると何が問題なのか
見出しタグ(h1〜h6)は、文書のアウトラインを定義する要素です。検索エンジンのクローラーはこの階層を手がかりにページのトピック構造を把握すると説明されています。また、スクリーンリーダーを使うユーザーは、見出しをナビゲーションの手がかりにしています。
- SEOへの影響:h1が複数あると、ページのメインテーマが読み取りにくくなります。h2〜h4の抜けは、関連トピックの構造を分かりにくくします。
- 読みやすさへの影響:階層が飛んだ見出しは目次プラグインの出力を崩し、読者が記事構造を把握しにくくなります。
- アクセシビリティへの影響:WAI-ARIAなどのガイドラインでは、見出し階層を論理的な順序で並べることが推奨されています。
ブログの始め方を調べている段階であれば、最初から正しい見出し設計を意識しておくと、後の修正の手間を抑えやすくなります。
WordPressで見出し構造が崩れやすいパターン
WordPressの投稿でよく見られる崩れのパターンを整理します。
| 崩れのパターン | 典型的な原因 |
|---|---|
| h1が2つ以上ある | テーマが出力する投稿タイトルのh1と、本文に追加したh1が重複している |
| h2の次にh4が来る | デザイン目的でh3を飛ばし、フォントサイズだけを調整した |
| h3が本文の途中に突然現れる | コピペ元の書式をそのまま貼り付けた |
| 目次プラグインの出力が乱れる | h2とh3が混在し、階層が読み取れない |
HeadingsMapとは何か
HeadingsMapは、Chrome・Firefox・Edgeに対応した無料のブラウザ拡張機能です。開発者はJorge Rumoroso氏です。表示中のページのh1〜h6をツリー状に一覧表示し、階層の抜けや重複を視覚的に示してくれます。アクセシビリティ監査やSEOチェックの補助ツールとして広く使われています。最新の評価や対応状況は、各ブラウザの公式ストアで確認してください。
HeadingsMapのインストール手順
- Chromeを開き、Chrome Web Storeで「HeadingsMap」と検索します。
- 「Chromeに追加」をクリックし、拡張機能をインストールします。
- ツールバーにHeadingsMapのアイコンが表示されれば完了です。
Firefoxの場合はFirefox Add-onsで、Edgeの場合はEdge Add-onsまたはChrome Web Storeから同名の拡張を検索してインストールできます。表示や入手方法はブラウザのバージョンによって異なる場合があるため、詳細は各公式ストアで確認してください。
WordPressの記事でhタグ構造をチェックする手順
- チェックしたいWordPress記事をブラウザで開きます(プレビューでも公開ページでも構いません)。
- ツールバーのHeadingsMapアイコンをクリックします。
- サイドパネルにh1〜h6のツリーが表示されます。
- 階層が飛んでいる箇所は、警告の表示で示されます(表示方法はバージョンによって異なるため公式ページで確認してください)。
- 見出しをクリックすると、ページ上の該当箇所へスクロールします。
チェックと同時にWordPressの投稿編集画面も開いておくと、HeadingsMapで問題箇所を特定し、そのままブロックエディタで修正しやすくなります。
チェック結果の読み方と修正の考え方
h1は1ページに1つだけにする
多くのWordPressテーマは、投稿タイトルをh1として自動出力します。そのため本文エディタでh1を追加すると重複します。本文ではh2から始めるのが原則です。
階層は1段ずつ下げる
h2の下にはh3、h3の下にはh4という順序を守ります。h2の直下にh4を置くのは構造の飛びにあたり、修正が必要です。デザイン上のフォントサイズを調整したい場合はCSSで対応し、hタグの番号は論理的な階層に合わせます。
ブロックエディタでの修正方法
ブロックエディタ(Gutenberg)では、見出しブロックを選択するとツールバーに見出しレベル(H2・H3・H4など)を切り替えるボタンが表示されます。レベルを変更するだけで修正できます。クラシックエディタの場合は、段落のプルダウンから見出しレベルを選びます。
WordPressの初期設定を済ませている段階であれば、テーマがh1をどこで出力しているかをあらかじめ確認しておくと、チェック作業がスムーズになります。
目次プラグインと組み合わせると崩れに気づきやすい
Table of Contents PlusやRich Table of Contentsなどの目次プラグインを導入している場合、hタグ構造が崩れると目次の階層も乱れます。HeadingsMapで可視化したツリーと目次の出力を並べて見ると、どの見出しが問題を起こしているかを見つけやすくなります。目次プラグインの選択肢についてはWordPressおすすめプラグインの記事で比較しています。
より快適に運用するなら:編集環境も整える
hタグ構造を正しく保つには、記事をストレスなく編集・プレビューできる環境があると作業が進めやすくなります。表示速度が遅いサーバーでは、編集のたびにプレビュー確認に時間がかかり、修正の手が止まりやすくなります。
国内サーバーを検討している場合、ConoHa WINGは表示速度と管理画面の操作性を理由に選ばれることがあります。料金やスペックは変更されることがあるため、詳細は公式で確認してください。
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まとめ:無料ツールで構造の乱れを把握できる
- HeadingsMapはインストール無料・アカウント不要で、hタグ構造をツリー表示できます。
- h1の重複、h2→h4の飛び、コピペ由来の乱れが主な崩れのパターンです。
- 修正はブロックエディタの見出しレベル変更で対応できます。
- 料金や仕様、拡張の最新情報は公式ページで確認してください。
見出し構造の確認を記事公開前のチェック項目に加えておくと、後から繰り返し修正する手間を抑えやすくなります。
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