ブログの表示速度、無料でどこまで上がる?PageSpeed Insightsで計測・改善

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ブログが遅いと、読者が離脱しやすくなるだけでなく、検索評価にも関わるとされています。改善の第一歩は、まず現状を数値で把握することです。Googleが提供するPageSpeed Insightsは、URLを入力するだけでモバイル・PCそれぞれのパフォーマンスを無料で計測できます。アカウント登録も不要です。本記事では計測手順、主要指標の読み方、優先順位の高い改善策の順にまとめます。

PageSpeed Insightsとは?無料・登録不要で何がわかるか

PageSpeed InsightsはGoogleが提供する無料の表示速度診断ツールです。実際のユーザー環境から集めたフィールドデータ(Chromeユーザーエクスペリエンスレポート)と、その場で計測するラボデータ(Lighthouse)の両方を確認できます。結果は0〜100のスコアと複数の指標で表示されます。

  • 利用料金:無料
  • ログイン:不要
  • 計測対象:公開済みのURL(下書きページは計測できません)
  • URL:https://pagespeed.web.dev/

計測手順:URLを入れるだけ

  1. PageSpeed Insightsのページを開く
  2. 計測したいブログ記事またはトップページのURLを入力欄に貼り付ける
  3. 「分析」ボタンをクリックする
  4. 数秒〜十数秒で結果が表示される

結果画面の上部にモバイル / パソコンの切り替えタブがあります。モバイルはPCより負荷の高い条件で評価されるため、スコアが低めに出る傾向があります。Googleはモバイルファーストでの評価を進めているため、まずモバイルの結果を確認するとよいでしょう。

主要指標の読み方:どこを見れば改善点がわかるか

スコアの下には個別の指標が表示されます。それぞれの意味を把握しておくと、どこを改善すべきかが見えてきます。なお、Core Web Vitals(コアウェブバイタル)と呼ばれる重要指標はLCP・INP・CLSの3つです。かつて応答性の指標だったFIDは2024年3月にINPへ置き換えられ、現在は使われていません。

指標 意味 良好とされる目安
LCP(Largest Contentful Paint) 最大のコンテンツ要素が表示されるまでの時間 2.5秒以内
INP(Interaction to Next Paint) クリックなどの操作に対する応答性(FIDの後継指標) 200ミリ秒以内
CLS(Cumulative Layout Shift) 読み込み中にレイアウトがどれだけズレるか 0.1以下
FCP(First Contentful Paint) 最初のコンテンツが表示されるまでの時間 1.8秒以内
TTFB(Time to First Byte) サーバーが最初の応答を返すまでの時間 0.8秒以内

各指標のしきい値や扱いはGoogleが見直すことがあります。最新の定義はweb.dev(英語)で確認してください。

スコアが低い原因として多いもの

計測結果の下部に「診断」「合格した監査」などのセクションがあります。赤や橙で表示された項目が、優先的に対処すべき箇所の目安です。ブログでよく見られる要因を以下にまとめます。

  • 画像ファイルのサイズが大きい(非圧縮のJPEGやPNGをそのままアップロードしている)
  • ファーストビューより下の画像に遅延読み込み(lazy load)が設定されていない
  • 使っていないプラグインやスクリプトが多数読み込まれている
  • レンダリングをブロックするJavaScript・CSSがある
  • サーバーの応答が遅い(TTFBが高め)

改善策:優先順位の高い順に

1. 画像を最適化する

ブログ記事のファイル容量は、画像が大きな割合を占めることが多いです。アップロード前に画像を圧縮したり、WebP形式に変換したりすることで、読み込みサイズを抑えやすくなります。WordPressの場合、「EWWW Image Optimizer」などのプラグインで圧縮や変換を自動化する方法があります。

また、ファーストビューより下にある画像にはloading="lazy"属性(遅延読み込み)を設定することで、初期表示に不要なリソースの読み込みを後回しにできます。WordPressはコア機能として一定の条件で自動付与する仕組みを備えていますが、対象や挙動はバージョンや設定によって異なる場合があるため、実際の出力を確認しておくと安心です。

2. 不要なプラグインを削減する

WordPressのプラグインは、それぞれがCSSやJavaScriptを読み込むことがあります。有効化したまま使っていないプラグインは、無効化・削除を検討してください。プラグインの数そのものより、読み込まれるリソース量が問題になりやすいため、軽量なものに差し替える判断も有効です。WordPressの初期設定の段階で不要なプラグインを整理しておくと、後から楽になります。

3. キャッシュを活用する

キャッシュは、一度生成したページを保存しておき、次回アクセス時に静的なHTMLとして返す仕組みです。WordPressでは「W3 Total Cache」「WP Super Cache」「LiteSpeed Cache」などのプラグインが利用されます。サーバー側でキャッシュ機能を提供している場合は、サーバー側の設定を優先すると管理がシンプルになりやすいです。プラグインとサーバー側キャッシュを重ねると不具合が出ることもあるため、併用時は表示崩れがないか確認してください。

4. サーバー性能を見直す

TTFBが高い場合、コンテンツ側の対策だけでは改善に限界があることがあります。サーバーが応答を返すまでに時間をかけているケースです。共有サーバーで多数のサイトが同居している環境や、スペックの低いプランでは、応答速度が落ちやすい傾向があります。

国内のブログ向けサーバーとして広く使われている選択肢のひとつがConoHa WINGです。表示速度をうたっており、高速化機能(WEXAL Page Speed Technology)やコンテンツキャッシュなどを提供しています。なお、これらの機能の対象・仕様・料金は変更されることがあるため、詳細は公式サイトで確認してください。使用感はConoHa WINGのレビューにまとめています。サーバー移行には手間がかかりますが、スコアが慢性的に低い場合は検討の余地があります。

ConoHa WINGの公式サイトで料金・スペックを確認する

計測時の注意点

  • PageSpeed Insightsのスコアは、計測のたびに数ポイント前後することがあります。1回の結果だけで判断せず、複数回計測した傾向で見てください。
  • トップページと記事ページでスコアが異なることがあります。広告や重いウィジェットが集中するページは低くなりがちです。
  • 料金やサービス仕様は変更される場合があります。最新情報は各サービスの公式サイトで確認してください。

まとめ

PageSpeed Insightsは無料・登録不要で使えるため、まずは現状のスコアと指標を確認するところから始めるとよいでしょう。改善の優先順位は「画像の最適化 → 不要プラグインの削減 → キャッシュ設定 → サーバー見直し」の順が現実的です。特にTTFBが高止まりしている場合はサーバー性能の影響が大きくなりやすいため、ホスティング環境も選択肢に含めて検討してみてください。

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